【商業動態統計】22年9月度は6.4%の増加

経済産業省の「商業動態統計」の2022年9月分の確報が公表された。

2022年9月の家電大型専門店販売額は3,777億円で、前年同月比6.4%の増加と3ヶ月ぶりのプラスとなった。

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が同9.7%の減少、オーディオ家電が同4.2%の減少となり、AV家電全体では同8.4%の減少となり、2021年5月以降のマイナス基調が継続している。

「情報家電」は、情報家電本体が同22.8%の増加、情報家電周辺機器が同0.1%の増加となったため、情報家電全体では同11.4%の増加と3ヶ月連続のプラスに。2021年4月から2022年6月まで毎月減少が続いていたことから、回復の方向が見えてきている。

「通信家電」は同25.8%の増加、「カメラ類」は同22.6%の増加となった。どちらも2022年になってからプラスが続いている。

「生活家電」は、季節家電が同9.7%の増加、家事家電が4.2%の増加、調理家電が同0.3%の増加、理美容家電が同1.7%の減少となったため、生活家電全体では同3.2%の増加となった。

「その他」は、住宅設備家電が同10.1%の増加、その他が同11.3%の増加となったため、その他全体は同11.0%の増加となった。調査店舗数は2,664店(前年同月より53店増加)。

9月分の「商品構成比」は以下のとおり。( )は前月

・AV家電  13.2%(12.8%)
・情報家電   22.2%(20.5%)
・通信家電         9.7%(6.6%)
・カメラ類     2.9%( 2.6%)
・生活家電     40.3%(45.7.%)
・その他         11.7%(11.9%)

【参考情報】

・ドラッグストア     9月の販売額6,369億円    前年同月比5.6%増加
・ホームセンター     9月の販売額2,569億円    前年同月比3.2%減少
・コンビニエンスストア  9月の販売額1兆206億円    前年同月比2.3%増加
・百貨店         9月の販売額4,217億円    前年同月比19.1%増加
・スーパー        9月の販売額1兆2,0880億円  前年同月比 0.5%増加