テレビの出荷台数は2ヶ月連続マイナスに

電子情報技術産業会(JEITA) は2022年11月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。

11月度の民生用電子機器の国内出荷金額は1,184億円で、前年同月比105.4%となった。部門別では映像機器が578億円で、同107.0%となり2ヶ月ぶりのプラスになった。オーディオ関連機器は58億円(同93.5%)、カーAVC機器は547億円(同105.2%)となった。

2022年11月度 民生用電子機器 国内出荷金額推移

製品別の動向では、薄型テレビが44.0万台(前年同月比93.3%)で、2ヶ月連続のマイナスとなった。そのうち4K(対応)テレビは26.4万台(同105.8%)で薄型テレビに占める割合は59.9%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は388億円で、薄型テレビの出荷金額445億円に占める割合は85.3%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が9.1%、30~39型が18.8%、40~49型が26.9%、50型以上が45.3%となった。
有機ELテレビの出荷台数は6.5万台(同115.9%)、出荷金額は139億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は27.8万台(同102,8%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の63.0%に、出荷金額では86.7%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,059.3万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は2.6万台(同54.6%)で、発売開始からの累計出荷台数は158.5万台となった。

その他の主な製品の11月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは12.5万台(前年同月比78.7%)
●デジタルビデオカメラは1.7万台(同152.3%)
●システムオーディオは7.0万台(同76.8%)
●スピーカーシステムは5.6万台(同74.5%)
●ラジオ受信機は5.8万台(同78.8%)
●ステレオヘッドホンは41.5万台(同89.3%)