【商業動態統計】23年2月は1.3%の増加

販売額は2ヶ月ぶりのプラスに

経済産業省の「商業動態統計」の2023年2月分の確報が公表された。
2023年2月の家電大型専門店販売額は3,467億円で、前年同月比1.3%の増加と2ヶ月ぶりのプラスになった。

経済産業省 商業動態統計 2023年2月分 家電大型専門店販売額
AV家電は長期低迷が続く

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比13.1%の減少、オーディオ家電が同2.7%の減少となったため、AV家電全体では同10.6%の減少となった。AV家電は出荷台数ベースでも2ケタマイナスになっており、販売もかなり厳しい状況が続いていることが分かる。
「情報家電」は、情報家電本体が同13.8%の増加、情報家電周辺機器が同2.2%の減少となったため、情報家電全体では同6.6%の増加となった。
「通信家電」は同8.8%の増加となり、「カメラ類」は同13.3%の増加となった。
「生活家電」は、季節家電が同12.6%の減少、調理家電が同4.8%の増加、家事家電が同0.7%の増加、理美容家電が同3.4%の増加となったため、生活家電全体では同0.7%の減少となった。
「その他」は、住宅設備家電が同11.2%の増加、その他が同1.3%の増加であり、その他全体は同3.5%の増加となった。調査店舗数は2,670店(前年同月より31店増加)。

2月分の「商品構成比」は以下のとおり。( )は前月

AV家電11.9%(13.6%)
情報家電24.9%(23.6%)
通信家電9.1%(8.6%)
カメラ類2.5%( 2.3%)
生活家電40.3%(41.1%)
その他11.2%(10.8%) 
【参考資料】
ドラッグストア2月の販売額6,126億円(前年同月比5.6%増加)
ホームセンター2月の販売額2,248億円(前年同月比0.1%増加)
コンビニエンスストア2月の販売額9,265億円(前年同月比6,2%増加)
百貨店2月の販売額4,176億円(前年同月比18.8%増加)
スーパー2月の販売額1兆1,644億円(前年同月比1.1%増加)