テレビの出荷額は4ヶ月ぶりにプラス
AV家電の出荷ベースは低迷気味
電子情報技術産業会(JEITA) は2025年4月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
4月度の民生用電子機器の国内出荷金額は759億円で、前年同月比96.6%と6ヶ月連続のマイナスとなった。
部門別では映像機器が362億円で、同96.2%となり、オーディオ関連機器は50億円(同86.4%)に、カーAVC機器は347億円(同98.8%)となった。

製品別の動向では、薄型テレビが33.8万台(前年同月比103.6%)で、4ヶ月ぶりのプラスになった。
4K(対応)テレビは16.3万台(同97.8%)で薄型テレビに占める割合は48.7%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は220億円で、薄型テレビの出荷金額285億円に占める割合は77.1%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が8.8%、30~39型が23.3%、40~49型が28.6%、50~59型が26.7%、60型以上が12.7%となった。
有機ELテレビの出荷台数は1.7万台(同42.9%)、出荷金額は40億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は18.3万台(同101.1%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の54.1%に、出荷金額では薄型テレビの81.3%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,677.6万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.2万台(同81.2%)で、発売開始からの累計出荷台数は216.8万台となった。

その他の主な製品の4月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダーは3.9万台(前年同月比69.5%)
●システムオーディオは5.8万台(同77.7%)
●スピーカーシステムは4.1万台(同85.8%)
●ラジオ受信機は5.7万台(同91.2%)
●ステレオヘッドホンは31.6万台(同82.1%)
出典元:電子情報技術産業会