4月の白物家電出荷額は7.8%のプラスに

日本電機工業会(JEMA)は2025年4月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
4月度の国内出荷金額は2,093億円、前年同107.8%と2ヶ月ぶりのプラスとなった。

天候要因などでエアコンが好調

製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは747億円(同120.3%)と2ヶ月ぶりのプラスになった。冷蔵庫は314億円(同106.1%)と6ヶ月ぶりのプラスに、洗濯機は298億円(同99.5%)と2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
JEMAによると北・東・西日本で気温が高かったことなどから、エアコンや冷蔵庫が前年比プラスになったことがけん引し、民生用電気機器全体で前年同月を上回ったとしている。

気温の低下でエアコン販売が好調

【2025年4月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
79.5万台(前年同月比115.2%)で2ヶ月ぶりのプラスとなった。
北・東・西日本の気温が例年より高かったことや、早期試運転推奨などの動きによって4月単月として過去最高の出荷台数となった。
●冷蔵庫
27.8万台(同113.8%)で6ヶ月ぶりのプラスとなった。
「401L以上」の大型タイプは11.0万台(同108.7%)となり、6ヶ月ぶりのプラスとなった。
●洗濯機
34.8万台(同100.9%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
「ドラム式洗濯乾燥機」じゃ8.1万台(同101.3%)で、9ヶ月ぶりのプラスとなった。
●掃除機
39.1万台(同97.9%)で9ヶ月連続のマイナスとなった。
「スティックタイプ(縦型)」は27.9万台(同101.6%)となり、9ヶ月ぶりのプラスになった。
●電子レンジ
27.9万台(同101.7%)で2ヶ月ぶりのプラススとなった。
「単機能レンジ」は11.0万台(同114.1%)となり4ヶ月連続のプラスになった。
●ジャー炊飯器
41.7万台(同100.6%)で2ヶ月ぶりのプラスとなった。
「IH式」は28.6万台(同100.7%)で、2ヶ月ぶりのプラスとなった。
●IHクッキングヒーター
5.0万台(同101.4%)で2ヶ月連続のプラスになった。
「2口以上ビルトイン型」は4.8万台(同102.8%)となり2ヶ月連続のプラスとなった。
●その他
上記以外で4月度の出荷台数で前年同月比よりプラスになったのは、「食器洗い乾燥機」(111.9%)、「電動歯ブラシ」(149.3%)、「除湿機」(100.3%)などだった。

出典元:日本電機工業会