テレビの出荷台数は再びマイナスに
映像機器の出荷額は5ヶ月連続マイナス
電子情報技術産業会(JEITA) は2025年5月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
4月度の民生用電子機器の国内出荷金額は775億円で、前年同月比97.1%と7ヶ月連続のマイナスとなった。
部門別では映像機器が369億円で、同95.8%となり、オーディオ関連機器は50億円(同92.6%)に、カーAVC機器は356億円(同99.1%)となった。

製品別の動向では、薄型テレビが32.8万台(前年同月比98.9%)で、2ヶ月ぶりのマイナスになった。
4K(対応)テレビは16.2万台(同90.5%)で薄型テレビに占める割合は49.5%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は303億円で、薄型テレビの出荷金額239億円の占める割合は78.8%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が8.5%、30~39型が21,3%、40~49型が29.2%、50~59型が27.4%、60型以上が13.6%となった。
有機ELテレビの出荷台数は2.5万台(同76.0%)、出荷金額は61億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は18.7万台(同96.5%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の57.1%に、出荷金額では薄型テレビの85.3%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,696.4万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.1万台(同78.4%)で、発売開始からの累計出荷台数は217.9万台となった。

その他の主な製品の5月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダーは3.5万台(前年同月比70.9%)
●システムオーディオは4.5万台(同80.7%)
●スピーカーシステムは3.9万台(同83.0%)
●ラジオ受信機は4.6万台(同92.0%)
●ステレオヘッドホンは24.7万台(同87.3%)
出典元:電子情報技術産業会