5月の白物家電出荷額は6.4%プラスに
日本電機工業会(JEMA)は2025年5月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
5月度の国内出荷金額は2,283億円、前年同106.4%と2ヶ月連続のプラスとなった。

先月に続きエアコンが好調
製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは1,044億円(同110.0%)と2ヶ月連続のプラスになった。冷蔵庫は263億円(同100.3%)と2ヶ月連続のプラスに、洗濯機は274億円(同97.1%)と2ヶ月連続のマイナスとなった。
JEMAによるとエアコン、ジャー炊飯器、IHクッキングヒーター、電気シェーバーが2ケタアップとなったことがけん引し、民生用電気機器全体では前年同月を上回ったとしている。

【2025年5月度の主要製品の国内出荷台数】
●ルームエアコン
104.6万台(前年同月比106.1%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
早期試運転推奨の効果もあり、5月単月としては2019年5月に次ぐ過去2番目の出荷台数となった。
●冷蔵庫
22.9万台(同102.5%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
「401L以上」の大型タイプは8.7万台(同100.4%)となり、2ヶ月連続のプラスとなった。
●洗濯機
29.4万台(同98.0%)で3ヶ月ぶりのマイナスとなった。
「ドラム式洗濯乾燥機」は7.1万台(同96.5%)で、3ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●掃除機
34.9万台(同103.2%)で10ヶ月ぶりのプラスとなった。
「スティックタイプ(縦型)」は24.6万台(同114.2%)となり、2ヶ月連続のプラスになった。
●電子レンジ
24.8万台(同112.2%)で2ヶ月連続のプラススとなった。
「単機能レンジ」は9.3万台(同132.7%)となり5ヶ月連続のプラスになった。
●ジャー炊飯器
32.9万台(同109.4%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
「IH式」は23.7万台(同112.4%)で、2ヶ月連続のプラスとなった。
●IHクッキングヒーター
4.7万台(同106.6%)で3ヶ月連続のプラスになった。
「2口以上ビルトイン型」は4.4万台(同105.8%)となり3ヶ月連続のプラスとなった。
●その他
上記以外で5月度の出荷台数で前年同月比よりプラスになったのは、「空気清浄機」(112.2%)、「食器洗い乾燥機」(114.4%)、「電気シェーバー」(118.6%)などだった。
出典元:日本電機工業会