理事長 ご挨拶

 かつては世界市場にてトップの座に君臨していた日本の家電メーカーでしたが、その様相はだいぶ変化してまいりました。聞こえてくるのは「撤退・削減・売却」といった暗いニュースばかりです。私たち家電アフターサービス業は、家電販売に付随した業界であり、当然家電業界の浮沈の影響を受けることになります。
 このような状況の中、家電アフターサービスの実態はと申しますと、元々
ナショナルブランドメーカー各社様は、独自のアフターサービスネットワークが構築されており、直営サービス、代行店サービスを織り交ぜながら運営されておりました。しかしながら冒頭記述しました通り、昨今の厳しい情勢を背景に、ナショナルブランドメーカー様も、主に収益の改善を目的に、加えて“製品品質の向上”“修理方法の変化” 等々の理由からアウトソーシングを拡大する方針と聞き及んでおります。一方後発である海外メーカー様は、独自のサービス体制を構築することはせず、アウトソーシングによるアフターサービスを実施されていると認識しております。
 そこで、私たちJ-HARBは、ナショナルブランドメーカー様、海外ブランドメーカー様を問わず、アフターサービスの業務をお引き受けすることによって、従来縦割りであった同業務を横断的に行う“アフターサービスネットワーク”の構築を目指すことといたしました。一定地域のサービス担当企業・修理技術者が数社のアフターサービスを受け持つことにより効率の改善を図ります。
 例えば地域によっては、メーカー1社の修理依頼件数では稼働率が低く運営が困難なケースも、数社分の修理依頼を受け持つことで稼働率を上げ運営を可能にすることを目的としております。
 このような“家電修理ネットワーク”の構想は、以前から何度も上がっては消えを繰り返し中々実現に至りませんでした。この度、長年家電アフターサービス業界で実績を積んできた数社が発起人となり、数年に渡り検討を重ねた結果、発足の運びとなりました。まだまだ多くの課題は山積しておりますが、私たちの最大の喜びである「修理完了時のお客様の笑顔」を常に思い浮かべながら一つ一つ困難を乗り越えて参る所存でございます。
 ぜひともJ-HARB の理念をご理解頂きご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。

日本電化製品修理業協会
理事長
雙木 芳夫