【商業動態統計】9月は前年比5.4%増と好調さを維持
パソコンの買い替え特需が全体を押し上げ
経済産業省の「商業動態統計」の2025年9月分が公表された。
2025年9月の家電大型専門店販売額は3,975億円で、前年同月比5.4%の増加と2ヶ月連続のプラスになった。

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比11.1%の減少、オーディオ家電が同1.1%の増加となったため、AV家電全体では同7.9%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同63.5%の増加となり、情報家電周辺機器が同5.0%の増加となったため、情報家電全体では同34.5%の大幅な増加となった。
「通信家電」は同4.4%の増加と依然として好調で19ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同1.7%の増加と2ヶ月連続のプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同11.7%の増加、調理家電が同8.0%の減少、家事家電が同6.8%の減少、理美容家電は同0.3%の減少となったため、生活家電全体では同1.9%の減少になった。
「その他」は、住宅設備家電が同0.9%の減少、その他が同5.8%の増加だったため、その他全体は同4.3%の増加となった。調査店は2,650店。
9月はパソコンの買い替え需要がピークを迎えて「情報家電」が好調となり、「通信家電」も需要が伸びたことで、AV家電や生活家電のマイナスをカバーできたため、全体の販売額は前月に続き好調さをキープした。

【参考情報】
| ドラッグストア | 9月の販売額7,655億円(前年同月比5.1%増加) |
| ホームセンター | 9月の販売額2,546億円(前年同月比2.3%減少) |
| コンビニエンスストア | 9月の販売額1兆1,000億円(前年同月比3.0%増加) |
| 百貨店 | 9月の販売額4,996億円(前年同月比1.2%増加) |
| スーパー | 9月の販売額1兆3,296億円(前年同月比4.2%増加 |
出典元:経済産業省「商業動態統計」
