【商業動態統計】5月は前年比4.7%の増加
季節家電の好調さが支える
経済産業省の「商業動態統計」の2025年5月分が公表された。
2025年5月の家電大型専門店販売額は3,697億円で、前年同月比4.7%の増加と7ヶ月連続のプラスになった。

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比3.3%の減少、オーディオ家電が同3.3%の減少となったため、AV家電全体では同3.3%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同6.0%の増加となり、情報家電周辺機器が同2.0%の増加となったため、情報家電全体では同4.2%の増加となった。
「通信家電」は同27.9%の増加と依然として好調で15ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同17.6%の減少と3ヶ月連続のマイナスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同12.8%の増加、調理家電が同2.2%の増加、家事家電が同1.0%の減少になったが、理美容家電は同3.9%の増加で、生活家電全体では同5.2%の増加になった。
「その他」は、住宅設備家電が同3.5%の増加、その他が同1.8%の増加であり、その他全体は同2.1%の増加となった。調査店は2,655店(前年同月比13店舗減少)。
5月は「通信家電」が引き続き好調な状況が続き、売上構成比が大きい「生活家電」の中でも季節家電が2ケタプラスと好調だったことから、前年プラスに貢献している。

5月分販売額の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月
AV家電 | 10.2%(10.2%) |
情報家電 | 19.1%(21.3%) |
通信家電 | 9.9%(10.7%) |
カメラ類 | 3.0%(3.1%) |
生活家電 | 45.3%(41.6% |
その他 | 12.5%(13.1%) |
【参考情報(速報版より)】
・ドラッグストア 5月の販売額7,786億円(前年同月比6.4%増加)
・ホームセンター 5月の販売額3,090億円(前年同月比0.6%増加)
・コンビニエンスストア 5月の販売額1兆1,223億円(前年同月比4.2%増加)
・百貨店 5月の販売額4.776億円(前年同月比7.3%減少)
・スーパー 5月の販売額1兆3,722億円(前年同月比5.4%増加)
出典元:経済産業省「商業動態統計」