10月のテレビ出荷台数は前年比15.5%のマイナス

60型以上のテレビ以外の出荷台数は伸び悩む

電子情報技術産業会(JEITA) は2025年10月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
10月度の民生用電子機器の国内出荷金額は852億円で、前年同月比94.5%と2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
部門別では映像機器が372億円で、同87.4%となり、オーディオ関連機器は48億円(同99.0%)に、カーAVC機器は432億円(同101.1%)となった。

製品別の動向では、薄型テレビが32.8万台(前年同月比85.5%)で、4ヶ月連続のマイナスになった。
4K(対応)テレビは19.5万台(同95.6%)で薄型テレビに占める割合は59.3%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は255億円で、薄型テレビの出荷金額297億円に占める割合は85.9%となった。
サイズ別の出荷台数は29型以下が3.0万台(同79.6%)、30~39型が6.3万台(同90.8%)、40~49型が8.8万台(同81.2%)、50~59型が9.5万台(同80.7%)、60型以上が5.1万台(同103.4%)となった。
サイズ別の構成比は29型以下が9.1%、30~39型が19.3%、40~49型が26.9%、50~59型が29.0%、60型以上が15.7%となった。
有機ELテレビの出荷台数は1.9万台(同72.0%)、出荷金額は41億円となった。
4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は19.4万台(同83.9%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の59.3%に、出荷金額では薄型テレビの85.9%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,801.1万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.2万台(同67.2%)で、発売開始からの累計出荷台数は224.1万台となった。

その他の主な製品の10月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダーは4.3万台(前年同月比70.2%)
●システムオーディオは0.8万台
●スピーカーシステムは3.9万台(同104.4%)
●ラジオ受信機は4.6万台(同82.2%)
●ステレオヘッドホンは32.5万台(同99.9%)

出典元:電子情報技術産業会