【商業動態統計】2月は前年比1.4%の減少
経済産業省の「商業動態統計」の2024年2月分確報が公表された。
2024年2月の家電大型専門店販売額は3,423億円で、前年同月比1.4%の減少と3ヶ月連続のマイナスになった。
「カメラ」「理美容家電」は好調さ続く
商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比1.5%の減少、オーディオ家電が同3.7%の増加となったため、AV家電全体では同0.1%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同14.0%の減少となり、情報家電周辺機器が同6.3%の減少となったため、情報家電全体では同10.8%の減少となった。
「通信家電」は同3.8%の減少と2ヶ月連続のマイナスとなったが、「カメラ類」は同20.4%の増加と3ヶ月連続のプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同1.2%の減少、調理家電が同1.2%の減少、家事家電が同1.7%の減少だったが、理美容家電が同12.7%の増加となったことで、生活家電全体では同0.0%と横ばいになった。
「その他」は、住宅設備家電が同0.9%の減少、その他が同13.4%の増加であり、その他全体は同10.1%の増加となった。調査店舗数は2,662店(前年同月より8店減少)。
家電販売市場全体を見ると、前年から復調傾向が著しい「カメラ類」と理美容家電の伸長が続いている「生活家電」、非家電製品が好調な「その他」を除くと、各カテゴリーとも伸び悩みが続いている。ただし、前年同月の実績が高かった影響もあるので、極端に低迷と言えるほどでもない。
2月分の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月
AV家電 | 12.1%(13.4%) |
情報家電 | 22.6%(22.0%) |
通信家電 | 9.0%(8.2%) |
カメラ類 | 3.0%(2.6%) |
生活家電 | 40.9%(41.7%) |
その他 | 12.5%(12.1%) |
【参考情報(速報版より)】
ドラッグストア | 2月の販売額6,814億円(前年同月比11,4%増加) |
ホームセンター | 2月の販売額2,278億円(前年同月比1.3%増加) |
コンビニエンスストア | 2月の販売額9.768億円(前年同月比5.4%増加) |
百貨店 | 2月の販売額4,742億円(前年同月比13.5%増加) |
スーパー | 2月の販売額1兆2,280億円(前年同月比5.5%増加) |
出典元:経済産業省「商業動態統計」