映像機器の出荷額プラスは11ヶ月ぶり

映像機器出荷額は前年比3.3%増加

電子情報技術産業会(JEITA) は2024年3月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
3月度の民生用電子機器の国内出荷金額は884億円で、前年同月比75.1%と13ヶ月連続のマイナスとなった。
部門別では映像機器が417億円で、同103.3%と11ヶ月ぶりのプラスになった。オーディオ関連機器は54億円(同99.2%)と3ヶ月連続のマイナスになった。カーAVC機器は413億円(同57.5%)となった。

民生用電子機器 国内出荷金額推移 2024年3月

製品別の動向では、薄型テレビが39.1万台(前年同月比98.7%)で、2ヶ月ぶりのマイナスになった。
4K(対応)テレビは18.5万台(同92.9%)で薄型テレビに占める割合は47.2%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は256億円で、薄型テレビの出荷金額330億円に占める割合は78.1%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が12.3%、30~39型が25.4%、40~49型が25.3%、50型以上が36.9%となった。
有機ELテレビの出荷台数は4.0万台(同101.2%)、出荷金額は85億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は20.0万台(同95.5%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の51.2%に、出荷金額では79.6%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,405.5万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.8万台(同96.4%)で、発売開始からの累計出荷台数は191.4万台となった。

大画面クラスの構成比は高いが伸び悩む

その他の主な製品の3月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは9.3万台(前年同月比92.6%)
●システムオーディオは6.5万台(同92.1%)
●スピーカーシステムは3.7万台(同86.0%)
●ラジオ受信機は5.6万台(同105.6%)
●ステレオヘッドホンは30.4万台(同79.9%)

出典元:電子情報技術産業会