3月の映像機器出荷額は9.1%減少
テレビの出荷台数は3ヶ月連続マイナス
電子情報技術産業会(JEITA) は2025年3月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
3月度の民生用電子機器の国内出荷金額は848億円で、前年同月比95.9%と5ヶ月連続のマイナスとなった。
部門別では映像機器が380億円で、同90.9%となり、オーディオ関連機器は51億円(同93.9%)に、カーAVC機器は418億円(同101.2%)となった。

製品別の動向では、薄型テレビが38.8万台(前年同月比99.3%)で、3ヶ月連続のマイナスになった。
4K(対応)テレビは17.3万台(同173.0%)で薄型テレビに占める割合は44.7%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は223億円で、薄型テレビの出荷金額296億円に占める割合は75.1%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が12.7%、30~39型が23.3%、40~49型が28.4%、50~59型が24.3%、60型以上が11.2%となった。
有機ELテレビの出荷台数は1.7万台(同43.5%)、出荷金額は40億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は19.8万台(同99.0%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の51.1%に、出荷金額では薄型テレビの80.4%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,659.3万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.8万台(同100.2%)で、発売開始からの累計出荷台数は215.6万台となった。

その他の主な製品の3月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは6.6万台(前年同月比70.4%)
●システムオーディオは5.2万台(同80.3%)
●スピーカーシステムは3.4万台(同93.4%)
●ラジオ受信機は4.7万台(同84.5%)
●ステレオヘッドホンは32.1万台(同105.6%)
出典元:電子情報技術産業会