6月の白物家電出荷額は7.9%プラスに

日本電機工業会(JEMA)は2025年6月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
6月度の国内出荷金額は2,937億円、前年同107.9%と3ヶ月連続のプラスとなった。

エアコンをはじめ大型家電が伸長

製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは1,363億円(同112.2%)と3 ヶ月連続のプラスになった。冷蔵庫は395億円(同100.6%)と3ヶ月連続のプラスに、洗濯機は323億円(同100.1%)と3ヶ月ぶりのプラスとなった。
JEMAによるとエアコンをはじめ、空気清浄機、電気シェーバー、ヘアドライヤーなどが出荷額で2ケタアップとなったことがけん引し、民生用電気機器全体では前年同月を上回ったとしている。

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【2025年6月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
140.5万台(前年同月比107.4%)で3ヶ月連続のプラスとなった。
全国的に異例の暑さとなったこともあり、前年を上回った。
●冷蔵庫
33.2万台(同108.0%)で3ヶ月連続のプラスとなった。
「401L以上」の大型タイプは13.9万台(同101.1%)となり、3ヶ月連続のプラスとなった。
●洗濯機
33.5万台(同104.2%)で2ヶ月ぶりのプラスとなった。
「ドラム式洗濯乾燥機」は8.5万台(同100.8%)で、2ヶ月ぶりのプラスとなった。
●掃除機
39.9万台(同90.1%)で2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
「スティックタイプ(縦型)」は28.3万台(同93.5%)となり、3ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●電子レンジ
23.5万台(同96.0%)で3ヶ月ぶりのマイナスとなった。
「単機能レンジ」は9.2万台(同107.6%)となり6ヶ月連続のプラスになった。
●ジャー炊飯器
36.2万台(同101.1%)で3ヶ月連続のプラスとなった。
「IH式」は27.2万台(同102.4%)で、3ヶ月連続のプラスとなった。
●IHクッキングヒーター
4.9万台(同103.3%)で4ヶ月連続のプラスになった。
「2口以上ビルトイン型」は4.7万台(同104.0%)となり4ヶ月連続のプラスとなった。
●その他
上記以外で6月度の出荷台数で前年同月比よりプラスになったのは、「空気清浄機」(108.3%)、「電気シェーバー」(114.0%)「除湿機」(111.9%)などだった。

出典元:日本電機工業会