７月のテレビ出荷台数は再びマイナスに

60型以外の各サイズとも台数は前年割れ

電子情報技術産業会(JEITA) は2025年7月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
7月度の民生用電子機器の国内出荷金額は872億円で、前年同月比92.5％と9ヶ月連続のマイナスとなった。
部門別では映像機器が419億円で、同88.3％となり、オーディオ関連機器は56億円(同102.1％)に、カーAVC機器は397億円(同96.1％)となった。

製品別の動向では、薄型テレビが34.7万台(前年同月比93.0％)で、2ヶ月ぶりのマイナスになった。
4K(対応)テレビは20.9万台（同100.5％）で薄型テレビに占める割合は60.4％となった。4K（対応）テレビの出荷金額は295億円で、薄型テレビの出荷金額342億円に占める割合は86.4％となった。
サイズ別の構成比は29型以下が9.1％、30～39型が19.3％、40～49型が28.7％、50～59型が28.7％、60型以上が14.4％となった。サイズ別の台数は60型以上を除く、すべてのサイズで前年同月を下回った。
有機ELテレビの出荷台数は2.9万台（同63.5％）、出荷金額は68億円となった。
4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は20.9万台(同93.7％)で、出荷台数は薄型テレビ全体の60.3％に、出荷金額では薄型テレビの86.4％となった。発売開始からの累計出荷台数は1,743.4万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.4万台(同75.9％）で、発売開始からの累計出荷台数は220.6万台となった。

その他の主な製品の7月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダーは4.9万台（前年同月比84.3％）
●システムオーディオは4.3万台（同82.5％）
●スピーカーシステムは5.0万台（同122.5％）
●ラジオ受信機は5.1万台（同94.8％）
●ステレオヘッドホンは36.2万台（同120.3％）

出典元：電子情報技術産業会