8月のテレビ出荷台数は2ヶ月連続マイナス
堅調だった60型以上の台数も前年比割れに
電子情報技術産業会(JEITA) は2025年8月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
8月度の民生用電子機器の国内出荷金額は714億円で、前年同月比87.0%と10ヶ月連続のマイナスとなった。
部門別では映像機器が357億円で、同82.9%となり、オーディオ関連機器は44億円(同95.8%)に、カーAVC機器は312億円(同91.1%)となった。

製品別の動向では、薄型テレビが31.9万台(前年同月比98.1%)で、2ヶ月連続のマイナスになった。
4K(対応)テレビは18.2万台(同103.8%)で薄型テレビに占める割合は56.9%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は236億円で、薄型テレビの出荷金額281億円に占める割合は84.2%となった。
サイズ別の出荷台数は29型以下が2.8万台(同77.8%)、30~39型が7.0万台(同110.5%)、40~49型が8.7万台(同96.2%)、50~59型が9.3万台(同103.5%)、60型以上が4.1万台(同89.9%)となった。
サイズ別の構成比は29型以下が8.8%、30~39型が21.9%、40~49型が27.1%、50~59型が29.2%、60型以上が21.7%となった。
有機ELテレビの出荷台数は2.2万台(同72.2%)、出荷金額は48億円となった。
4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は18.2万台(同95.4%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の56.9%に、出荷金額では薄型テレビの84.3%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,761.6万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.0万台(同57.1%)で、発売開始からの累計出荷台数は221.6万台となった。

その他の主な製品の8月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダーは4.0万台(前年同月比81.0%)
●システムオーディオは4.0万台(同92.3%)
●スピーカーシステムは3.9万台(同116.6%)
●ラジオ受信機は4.4万台(同59.3%)
●ステレオヘッドホンは25.7万台(同83.1%)
出典元:電子情報技術産業会