11月の白物家電出荷額は前年比でほぼ横ばいに

日本電機工業会(JEMA)は2025年11月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
11月度の国内出荷金額は2,061億円、前年同月比100.4%と3ヶ月連続のプラスとなった。

空気清浄機、エアコンなど好調さ続く

製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは550億円(同105.3%)と3 ヶ月連続のプラスになった。冷蔵庫は284億円(同94.8%)と2ヶ月連続のマイナスに、洗濯機は324億円(同95.2%)と2ヶ月連続のマイナスとなった。
JEMAによると、空気清浄機がインフルエンザの流行もあって3ヶ月連続の2ケタ増になったほか、エアコンの好調さも継続しており、民生用電気機器全体では前年同月を上回ったとしている。

エアコン売場

【2025年11月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
53.2万台(前年同月比101.5%)で3ヶ月連続のプラスとなった。
11月単月として過去3番目の出荷台数となった。
●冷蔵庫
25.3万台(同108.1%)で3ヶ月連続のプラスとなった。
「401L以上」の大型クラスは10.9万台(同91.7%)となり、2ヶ月連続のマイナスとなった。
●洗濯機
34.6万台(同107.0%)で3ヶ月連続のプラスとなった。
「ドラム式洗濯乾燥機」は8.6万台(同105.3%)となり、4ヶ月連続のプラスとなった。
●掃除機
50.9万台(同103.9%)で4ヶ月連続のプラスとなった。
「スティックタイプ」のたて形は37.4万台(同108.3%)となり、5ヶ月連続のプラスとなった。
●電子レンジ
26.7万台(同101.7%)で5ヶ月連続のプラスとなった。
「単機能レンジ」は9.8万台(同105.3%)となり、2ヶ月ぶりのプラスとなった。
●ジャー炊飯器
37.5万台(同101.9%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
「IH式」は28.1万台(同99.7%)となり、2カ月ぶりのマイナスとなった。
●IHクッキングヒーター
5.5万台(同98.1%)で5ヶ月連続のマイナスになった。
「2口以上ビルトイン型」は5.3万台(同98.3%)となり、3ヶ月連続のマイナスとなった。
●その他
上記以外で11月度の出荷台数で前年同月比よりプラスになったのは、「空気清浄機」(同124.0%)、「ホットプレート」(同103.7%)、「ジャーポット」(同106.5%)、「加湿器」(同106.5%)など、季節家電の「電気温風機・電気ストーブ」も同118.7%だった。

出典元:日本電機工業会