10月の白物家電出荷額は5.2%増で2カ月連続のプラスに
日本電機工業会(JEMA)は2025年10月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
10月度の国内出荷金額は1,833億円、前年同月比105.2%と2ヶ月連続のプラスとなった。

エアコンや空気清浄機などが好調
製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは448億円(同112.5%)と2 ヶ月連続のプラスになった。冷蔵庫は280億円(同96.1%)と2ヶ月ぶりのマイナスに、洗濯機は273億円(同99.3%)と2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
JEMAによると、エアコンや空気清浄機、ジャー炊飯器、電気シェーバー等が二けた増と好調で、民生用電気機器全体では前年同月を上回った。エアコンは10月単月として過去最高の出荷金額になったとしている。

【2025年10月度の主要製品の国内出荷台数】
●ルームエアコン
47.3万台(前年同月比107.9%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
10月単月として過去最高の出荷台数となった。
●冷蔵庫
25.6万台(同107.1%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
「401L以上」の大型クラスは10.5万台(同97.6%)となり、2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●洗濯機
30.7万台(同103.5%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
「ドラム式洗濯乾燥機」は6.8万台(同114.6%)となり、3ヶ月連続のプラスとなった。
●掃除機
40.3万台(同103.1%)で3ヶ月連続のプラスとなった。
「スティックタイプ」のたて形は27.3万台(同103.7%)となり、4ヶ月連続のプラスとなった。
●電子レンジ
22.6万台(同100.2%)で4ヶ月連続のプラスとなった。
「オーブンレンジ」は13.6万台(同103.3%)となり、2ヶ月連続のプラスとなった。
●ジャー炊飯器
35.8万台(同108.1%)で3ヶ月ぶりのプラスとなった。
「IH式」は26.4万台(同111.1%)となり、3カ月ぶりのプラスとなった。
●IHクッキングヒーター
5.6万台(同99.0%)で4ヶ月連続のマイナスになった。
「2口以上ビルトイン型」は5.4万台(同99.5%)となり、2ヶ月連続のマイナスとなった。
●その他
上記以外で10月度の出荷台数で前年同月比よりプラスになったのは、「空気清浄機」(同113.6%)、「ホットプレート」(同115.1%)、「電気シェーバー」(同112.8%)、「加湿器」(同111.3%)などだった。
出典元:日本電機工業会
