【商業動態統計】10月は前年比11%増と2ケタアップ

パソコンの買い替え特需とエアコンが後押し

経済産業省の「商業動態統計」の2025年10月分が公表された。
2025年10月の家電大型専門店販売額は3,679億円で、前年同月比11.0%の増加と2ケタアップになった。

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比7.1%の減少、オーディオ家電が同1.0%の減少となったため、AV家電全体では同5.4%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同71.7%の増加となり、情報家電周辺機器が同11.6%の増加となったため、情報家電全体では同41.8%の大幅な増加となった。
「通信家電」は同8.5%の増加と依然として好調で20ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同5.1%の減少と3ヶ月ぶりのマイナスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同23.4%の増加、調理家電が同2.9%の減少、家事家電が同2.1%の減少、理美容家電は同5.5%の増加となったため、生活家電全体では同3.7%の増加になった。
「その他」は、住宅設備家電が同3.7%の減少、その他が同9.7%の増加だったため、その他全体は同6.7%の増加となった。調査店は2,657店。
パソコンの買い替え需要が駆け込みで大幅に伸び、生活家電でもエアコンを中心とした季節家電が好調だったことから、全体の販売額は引き続き好調さをキープした。

【参考情報】

ドラッグストア10月の販売額7,859億円(前年同月比6.0%増加)
ホームセンター10月の販売額2,715億円(前年同月比0.2%増加)
コンビニエンスストア 10月の販売額1兆1,318億円(前年同月比2.6%増加)
百貨店10月の販売額5,108億円(前年同月比4.0%増加)
スーパー 10月の販売額1兆3,702億円(前年同月比5.5%増加)

出典元:経済産業省「商業動態統計」