2022年の白物家電出荷は2年ぶりのプラスに

日本電機工業会(JEMA)は2022年12月度および2022年(暦年)の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
まず、2022年12月度の国内出荷金額は2,295億円、前年同月比99.2%と6ヶ月ぶりのマイナスとなった。
製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは515億円(同104.2%)と6ヶ月連続のプラスとなったものの、冷蔵庫は327億円(同86.2%)、洗濯機は378 億円(同97.7%)と2ヶ月連続のマイナスになった。

2022年12月度 民生用電気機器国内出荷 金額動向

2022年(1~12月)累計での出荷金額は2兆5,724億円で、前年比102.0%と2年ぶりのプラスとなった。JEMAによると夏ころまでの上海ロックダウンによる部品供給やサプライチェーンの混乱での影響を受けたものの、解除後は生産・供給の正常化が進み、猛暑による季節家電の出荷増加も後押しとなった。さらに原材料や輸送費の高騰による製品単価の上昇もあり、暦年ベースでは1991年に次ぐ過去2番目の出荷金額になったとしている。

【2022年12月度の主要製品の国内出荷台数】
●ルームエアコン
55.0万台(前年同月比99.2%)で6ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●冷蔵庫
24.9万台(同81.2%)で2ヶ月連続のマイナスとなった。
●洗濯機
36.7万台(同87.0%)で2ヶ月連続のマイナスとなった。
●電子レンジ
34.7万台(同89.2%)で2ヶ月連続のマイナスとなった。
●ジャー炊飯器
51.2万台(同91.8%)で3ヶ月ぶりのマイナスになった。
●IHクッキングヒーター
6.5万台(同107.5%)で5ヶ月連続のプラスになった。
●電気シェーバー
96.9万台(同111.1%)で2ヶ月ぶりのプラスとなった。

【2022年(暦年)の主要製品の国内出荷台数】
●ルームエアコン
905.9万台(前年比96.7%)となり2年連続のマイナスとなった。上海ロックダウンの影響による商品供給の停滞があったが、ロックダウン解除後は物流・生産の回復に加えて、6月後半から7月上旬の記録的な猛暑の後押しもあった。暦年計では前年を下回ったものの、2018年以降の900万台を超える水準をキープした。
●冷蔵庫
368.1万台(同81.2%)となり3年連続のマイナスとなった。冷蔵庫の4割強を「401L以上」の大容量タイプが占めている。
●洗濯機
437.3万台(同94.0%)となり3年連続のマイナスとなった。上海ロックダウンによるサプライチェーンの停滞などが影響した。
●電子レンジ
353.4万台(同95.7%)となり3年ぶりのマイナスとなった。過去10年平均の330.4万台は大幅に上回ったが、前年が好調だったこともあって前年比減となった。
●ジャー炊飯器
491.6万台(同97.2%)となり2年連続のマイナスとなった。ごはんの食味や食感を追求している高機能製品の市場トレンドは継続している。
●IHクッキングヒーター
72.3万台(同103.2%)となり3年ぶりのプラスとなった。9割以上が「2口以上ビルトイン型」が占めている。
●電気シェーバー
759.7万台(同104.8%)となり5年ぶりのプラスとなった。電気シェバーは7割以上を「男性用」が占めている。