【商業動態統計】22年12月は2.5%の増加

家電量販店販売額は4ヶ月連続プラスに

経済産業省の「商業動態統計」の2022年12月分の確報が公表された。
2022年12月の家電大型専門店販売額は4,845億円で、前年同月比2.5%の増加と4ヶ月連続のプラスになった。この結果、2022年の暦年(1~12月)の販売額は4兆6,844億円となり、前年並みとなった(2022年販売額は2023年1月確報で年間補正を実施)。

商業動態統計 家電大型専門店販売額
家電大型専門店の販売額推移
年間通じてAV家電の低迷が続く

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比9.0%の減少、オーディオ家電が同6.3%の減少となり、AV家電全体では同8.3%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同23.6%の増加、情報家電周辺機器が同7.0%の減少となったため、情報家電全体では同7.3%の増加となった。
「通信家電」は同4.9%の増加となったが、「カメラ類」は同3.1%の減少と9ヶ月ぶりにマイナスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同11.9%の増加、理美容家電が同3.6%の増加、調理家電が同1.1%の増加、家事家電が6.0%の減少となったため、生活家電全体では同2.2%の減少となった。
「その他」は、住宅設備家電が同1.5%の増加、その他が同9.1%の増加と引き続き好調であり、その他全体は同7.6%の増加となった。調査店舗数は2,670店(前年同月より32店増加)。

商業動態統計 家電大型専門店
商品別販売額の前年同月比推移

12月分の「商品構成比」は以下のとおり。( )は前月

AV家電13.7%(13.6%)
情報家電25.4%(24.7%)
通信家電6.5%(8.0%)
カメラ類2.3%( 3.0%)
生活家電39.9%(38.5%)
その他12.2%(12.2%)

【参考情報】

ドラッグストア12月の販売額7,312億円(前年同月比11.1%増加)
ホームセンター12月の販売額3,396億円(前年同月比2.9%増加)
コンビニエンスストア12月の販売額1兆1,014億円(前年同月比3.9%増加)
百貨店12月の販売額6,776億円(前年同月比3.7%増加)
スーパー12月の販売額1兆5,490億円(前年同月比4.2%増加)

※出典元:経済産業省「商業動態統計」