テレビの出荷台数2ケタマイナスは3ヶ月連続

電子情報技術産業会(JEITA) は2023年4月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
4月度の民生用電子機器の国内出荷金額は798億円で、前年同月比88.3%と2ヶ月連続のマイナスとなった。部門別では映像機器が377億円で、同100.3%となり5ヶ月ぶりのプラスになったが、オーディオ関連機器は51億円(同84.4%)、カーAVC機器は370億円(同79.2%)となった。

2023年4月 JEITA民生用電子機器国内出荷金額 推移
民生用電子機器 国内出荷金額の推移 2023年4月

製品別の動向では、薄型テレビが31.6万台(前年同月比84.7%)で、7ヶ月連続のマイナス、しかも3ヶ月続けて2ケタダウンとなっている。
4K(対応)テレビは16.9万台(同89.7%)で薄型テレビに占める割合は53.6%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は249億円で、薄型テレビの出荷金額300億円に占める割合は83.1%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が11.3%、30~39型が23.4%、40~49型が26.4%、50型以上が38.9%となった。
有機ELテレビの出荷台数は4.4万台(同100.0%)、出荷金額は104億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は17.7万台(同85.9%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の56.2%に、出荷金額では83.4%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,167.9万台となった。
また、新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は0.5万台(同22.8%)で、発売開始からの累計出荷台数は169.8万台となった。

テレビ需要は低迷状態が続いている
テレビの出荷台数は低迷が続く

その他の主な製品の4月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは7.0万台(前年同月比62.7%)
●デジタルビデオカメラは1.5万台(同99.7%)
●システムオーディオは7.5万台(同92.4%)
●スピーカーシステムは4.1万台(同60.8%)
●ラジオ受信機は5.9万台(同89.1%)
●ステレオヘッドホンは35.2万台(同77.7%)

 出典元:電子情報技術産業会(JEITA)