【商業動態統計】23年7月は5.0%の増加

猛暑の影響でプラスに転じる

経済産業省の「商業動態統計」の2023年7月分が公表された。
2023年6月の家電大型専門店販売額は4,463億円で、前年同月比5.0%の増加と5ヶ月ぶりのプラスになった。

商業動態統計 2023年7月

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比3.7%の減少、オーディオ家電が同1.0%の減少となったため、AV家電全体では同3.1%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同6.7%の減少となり、情報家電周辺機器が同4.7%の減少となったため、情報家電全体では同5.8%の減少となった。
「通信家電」は同1.6%の減少と5ヶ月連続のマイナスとなり、市場規模は最盛期と比較して大幅に縮小しながらも「カメラ類」は同15.1%の増加と新型コロナ禍3年間が過ぎて以降、引き続き増加傾向にある。
「生活家電」は、記録的な猛暑の影響で季節家電が同26.7%の増加、調理家電が同3.9%の増加、家事家電が同2.1%の増加、理美容家電が同11.3%の増加となったため、生活家電全体では同12.5%の増加となった。
「その他」は、住宅設備家電が同2.8%の減少、その他が同0.1%の増加であり、その他全体は同0.5%の減少となった。調査店舗数は2,673店(前年同月より8店増加)。

7月分の「商品構成比」は以下のとおり。( )は前月

AV家電10.9%(11.2%)
情報家電16.2%(18.9%)
通信家電 6.2%(6.3%)
カメラ類2.5%(2.8%)
生活家電 53.4%(49.4%)
その他10.7%(11.4%)
【参考情報(速報版より)】
ドラッグストア7月の販売額7,456億円(前年同月比10.2%増加)
ホームセンター7月の販売額3,024億円(前年同月比5.2%増加)
コンビニエンスストア7月の販売額1兆1,403億円(前年同月比5.2%増加)
百貨店7月の販売額5,224億円(前年同月比7.6%増加)
スーパー7月の販売額1兆3,517億円(前年同月比5.2%増加)

出典元:経済産業省「商業動態統計」