1月の白物家電出荷額は前年比5.4%減

冷蔵庫、洗濯機とも出荷額はマイナスに

日本電機工業会(JEMA)は2024年1月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
2024年1月度の国内出荷金額は1,663億円、前年同月比94.6%と3ヶ月ぶりのマイナスとなった。

民生用電気機器国内出荷 金額動向 2024年1月

製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは420億円(同108.3%)と5ヶ月連続のプラスとなった。
冷蔵庫は275億円(同89.5%)と2ヶ月連続のマイナス、洗濯機は3275億円(同82.6%)と7ヶ月連続のマイナスとなった。
JEMAによると民生用電気機器全体では、消費者マインドは改善している一方、白物家電への支出は低調で前年同月を下回った。だが、製品価格の上昇に伴って1月単月の10年平均1,630億円は上回ったとしている。

白物家電 冷蔵庫

【2024年1月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
50.7万台(前年同月比103.9%)で5ヶ月連続のプラスとなった。
1月単月の過去10年平均の50.6万台を上回った。
●冷蔵庫
21.7万台(同93.2%)で2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
「401L以上」の大型クラスは10.2万台(同89.6%)となり、2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●洗濯機
28.7万台(同87.7%)で7ヶ月連続のマイナスとなった。
「洗濯乾燥機」は7.5万台(同84.3%)となり、7ヶ月連続のマイナスとなった。
●掃除機
38.5万台(同92.0%)で2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
スティックタイプは25.4万台(同89.6%)となり、2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●電子レンジ
26.4万台(同95.4%)で6ヶ月連続のマイナスとなった。
オーブンレンジは17.2万台(同98.9%)となり、6ヶ月連続のマイナスとなった。
●ジャー炊飯器
37.2万台(同95.6%)で4ヶ月連続のマイナスとなった。
IH式は27.1万台(同95.7%)となり、3ヶ月連続のマイナスとなった。
●IHクッキングヒーター
4.4万台(同79.7%)で10ヶ月連続のマイナスになった。
2口ビルトインタイプは4.2万台(同78.8%)となり、10ヶ月連続のマイナスとなった。
●その他
1月の出荷台数で前年同月比プラスになったのは「食器洗い乾燥機」(107.1%)、「ヘアドライヤー」(104.1%)、電気カーペット(102.7%)、「除湿機」(119.7%)だった。

出典元:日本電機工業会