22年度の白物家電出荷金額は2年ぶりプラスに

日本電機工業会(JEMA)は2023年3月度および2022年度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
まず、2023年3月度の国内出荷金額は2,518億円、前年同月比103.6%と3ヶ月連続のプラスとなった。
製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは882億円(同114.0%)と2ヶ月連続のプラスとなり、冷蔵庫は385億円(同93.6%)と2ヶ月連続のマイナスだったものの、洗濯機は409 億円(同100.8%)と3ヶ月連続のプラスになった。

国内電気機器国内出荷金額の推移 2023年3月
国内電気機器国内出荷 金額動向 2023年3月

2022年度累計での出荷金額は2兆5,872億円で、前年度比103.0%と2年ぶりのプラスとなり、洗濯機は過去最高の出荷金額となった。
JEMAによると原材料・輸送費等の高騰により製品単価が上昇している影響で、国内出荷金額を押し上げているとしている。

白物家電の出荷は金額アップだが台数は低調
【2023年3月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
108.3万台(前年比107.2%)で2ヶ月連続のプラスとなった。3月単月としては過去2番目の高水準となった。
●冷蔵庫
36.6万台(同93.4%)で5ヶ月連続のマイナスとなった。
●洗濯機
47.0万台(同89.7%)で5ヶ月連続のマイナスとなった。
●電子レンジ
45.1万台(同102.1%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
●ジャー炊飯器
52.3万台(同90.9%)で4ヶ月連続のマイナスになった。
●IHクッキングヒーター
6.9万台(同107.5%)で2ヶ月連続のプラスになった。
●電気シェーバー
66.9万台(同109.0%)で3ヶ月ぶりのプラスとなった。

【2022年度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
914.6万台(前年度比98.4%)となり2年連続のマイナスとなった。上海ロックダウンの影響による製品供給での停滞があったが、6月後半から7月上旬の記録的な猛暑の後押しがあった。その結果、年度計では前年を下回ったものの、900万台を超える水準をキープした。
●冷蔵庫
362.1万台(同97.2%)となり2年連続のマイナスとなった。
「601L以上」の大型クラスは13.8万台(同141.2%)となり、2年ぶりのプラスとなった。
●洗濯機
429.0万台(同94.0%)となり2年連続のマイナスとなった。
「洗濯乾燥機」のうち、ドラム式が約8割を占めている。
●電子レンジ
352.4万台(同95.5%)となり3年ぶりのマイナスとなった。過去10年平均の331.3万台は大幅に上回ったが、前年が好調だったこともあって前年度比減となった。
●ジャー炊飯器
484.5万台(同96.9%)となり3年連続のマイナスとなった。「IH方式」が全体の約7割強を占めており、ごはんの食味や食感を追求している高機能製品の市場トレンドは継続している。
●IHクッキングヒーター
73.1万台(同108.5%)となり3年ぶりのプラスとなった。リフォーム需要の増加を背景にして伸長した。
●電気シェーバー
752.3万台(同102.3%)となり5年ぶりのプラスとなった。新型コロナ禍の影響で需要が低迷していたが、外出機会の増加を背景に伸長した。

出典元:日本電機工業会(JEMA)